これは数々の格闘技興行にて激闘(?)を展開してきた猫じのわがままリングアナ奮闘記 舞台裏実況中継である。
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■■■DEEP 22 IMPACT
2005/12/06 Tueダイブトゥーインパクト
試合を御覧になられた各々の記憶や、
また、見てない方々も報道等を御覧になられて内容は詳しいと思うので、
今回も自分にしか見えないリングアナ奮闘記に徹したい。

今回、3Rルールで行なわれる試合は、
第4試合~第6試合、セミの第10試合、メインの第11試合。
合計5試合だ。
通常ルールとの相違点は、グラウンド状態の際に頭部へのキック攻撃を解禁する点。
これをお客さんに理解頂くナビゲートをしなければならない。

もう一つは、メインのタイトルマッチセレモニーでのリング上のアテンド。
タイトルマッチ用の曲が鳴り、選手呼び入れからコミッショナー宣言。
興行前に展開を打ち合わせ、タイミングと立ち位置の確認。
マイクはコミッショナー自ら持って頂き読み上げて頂いた。
その後のベルト披露に繋ぐため、認定書とマイクを受け取り、すぐにベルトを手渡しする為だった。

どちらも当たり前の事なので、こうした所は言われなくても責任を担っている事にはありがたい気持ちだ。

何故か今回は、気持ち的に早っていたと思う。
いつも思うが、いつもベストを尽くしたい。
難しいが「今回が一番」とゆう充実感をいつも味わいたい。
それは、今日が始めての生観戦者もいるだろうし、
見続けてる方にも「おっ!」と言わせたいし、
知人にも普段との変身度合いを指摘される時は、何故か調子がいい時だ。
ヤル気がみなぎってくる。

と、偉そうな事ばかり言ってしまったが、
最初はこうした緊張感が恐怖心に変わり、いつの頃からか怖くなってしまった時があった。
よく受ける質問の中に「発声練習はやってるんですか?」と。
全くやったことが無く、専門家が見れば一発でバレてしまうか。
僕はその方達には申し訳ないが、それはあまり関係ない。
やる気さえあればイメージと本番マジックで、風邪で熱が出てても声は出る。
そう思う。
もっと大事なモノは何か?

声優の方や、声の事務所のプロがリングアナをやっている所もあり、司会者に3人も4人も使っている所もある。
パフォーマンスが向上しているなら良いと思う。
ちゃんとポリシー持ってやられている方が殆どだと思う。
僕の偏見だったら申し訳ないが、「そこだけやって下さい」的なスタンスではあまり熱が感じられない気がする。
実際どうだろうか?

僕の中では、家からリングアナの衣装でオープンと共に会場入りする。
物販や控え室作りをして、選手入り時間にはできるだけ入り口で出迎えて挨拶し、そこからリハーサルをしてリングアナが始まる。
弁当は出きるだけ食べない。
一度苦い思い出があり、ここでそれは割愛したい。
でも意地を張りすぎても倒れそうになるので、カロリーメイトを携帯。

興行が終われば、今回を例にすれば、21時48分に興行が終了。
リミットまで40分しかない(後楽園は22時半から追加料金が発生する)。
当然、いま終わったばかりの控え室はゴッタがえしている。
DEEPのバイトスタッフさんは慣れているので、言わなくても控え室に飛んできてくれる。
片付けできる部屋から片付けてしまい、消灯してドアを閉める。
余談だが、いつだったか、ディファ有明の広い控え室でゴミが散乱してた時があった。
広いのにゴミ箱が一個しかなかったからだ。
それを機会にDEEPの会場控え室では、ゴミ袋をバイトさんに設置させる感覚を覚えてもらった。
今回は設置の仕方が悪かったので注意した。

メイン・セミの選手はまだコスチュームのままだった。
ここはバイトの人間じゃなく僕が話さなくてはいけない。
いつも退散のお願いには申し訳ない気持ちながらも、先方サイドは理解が早く、ありがたい事に片付けを手伝ってくれた関係者もいたので頭が下がる。
運良く撤収時間に間に合って、今回も特にお咎めはナシ。

リングアナだけをやっているのじゃなく、そうした雑草根性がエリートリングアナへのジェラシーとなっているのか。
いや、そうではない。
リングアナに限らず、その部署だけに捕われていると、どうしてもそれしか、自分しか見えなくなってしまい、
他の事を思いやる姿勢や、恐怖心からの脱出も困難になってしまう危険性を孕んでいる可能性はある。
同じ世界で生きている中で、その辺りの空気もお客さんへのプレゼンテーションとして感じ取って頂く義務があるかもしれない。
そうしたモノを背負うか否かによって、練習した声とはまた違った本当の声が出てくるのではないだろうか。

今回も周りの方に癖を指摘された。
それも割愛するが、自分のリズムと緊張感を持つ為に意識してやった。
違う方向から、リングに彩りを添えたアナウンスが出来ているか?
もう一人の「客席から見ている自分」に確認した。
そんなモノは実際いないのだが、良い意味での錯覚も見えてくる。

己自身がまだ改善段階なのは言うまでもない。
試合内容は申し分がなかったし、それを引き立てるのが己の任務。
後は大会を見た方にそのまま感想を委ねたい。
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